岩手県花巻市のマルカン百貨店2016年6月7日をもって
40年余りの歴史に終止符を打つという
大手資本スーパーの進出やネット通販の普及もあり
地方都市のデパートには厳しい時代だ
往時の集客には及ばないという現実があるのだろう
しかしマルカンデパートの『大食堂』だけは益々盛業中なのだ
昭和レトロな内装と什器、そして名物メニューの味わいがファンに支持され続けている・・・というより、ファンを増やしており、連日超満員というではないか
ワシもニワカファンのひとりなのだけど
閉店ときいては居ても立っても居られない
行列は苦手だが、ここだけは行っておきたい
開店時間前にたどり着く
あれ?意外や行列無いね〜
んなわけ無くて
間違って裏口から入っちゃただけだった(笑)
ちゃんと2フロアにわたり行列が出来とります
お目あては
名物、ソフトクリームとナポリカツ
食券売り場で配膳まで「2時間待ち」を告げらるが
ここまで来たら引けん!
程なくソフトクリームが出てきた
全高25センチはあろうかという巨大さ
溶け無いうちに、と食べ急いだら
頭が痛くなった(笑)
デパートの大食堂といえば建物上階に位置する
仙台の藤崎や丸光もこんな感じだったかなー
開店後間も無くナポリカツはオーダーストップに!
近々閉店なのにバイト募集中(笑)
実際、それぐらい忙しい!
苦節1時間半
歓喜のときが訪れる!
ナポリタンの上にトンカツなんて・・・
好きなものばかりじゃないか(笑)
1日分くらいのカロリーはあるだろう
でもね、ボリュームだけじゃない
旨かった!40年の深みを感じる味だ!
ちなみにナポリカツ660円、ソフトは180円というコストパフォーマンスも素晴らしい
これがもう食べられないなんて!
大食堂を後に、各フロアをブラブラしながら階段で下る
閉店セールも終盤、売場には空白が目立つ
学生服のイメージキャラクターはまさかの歴代が競演(?)
ゲームコーナーではウルトラ兄弟とバルタン星人が仲良くお出迎え(笑)
エレベーター前に掲げられるのは普通の家庭用の時計!
名残惜しいが・・・さよならマルカンデパート!
初めて来たのに何故かとても懐かしい思いがした
名残惜しいので・・・周辺を徘徊してみる(笑)
周辺の建物が取り壊された商店街に凛として立つ
鉄枠のガラス戸を持つことから昭和30年代の建物と考えられる
シュールすぎる時計屋さん
路地の飲み屋街
花巻の街も面白いなー
あらためて、またブラブラしてみたい
遅くなったが今回の旅の相棒を紹介しよう
友人ブラジルくんと、その愛車NA8CEユーノス・ロードスター
彼は近代のナビ付サルーン、マークXも所有するが
ワシはロードスターを指名させてもらった
だって、初夏のイーハトーブをトップを下ろして疾るなんて考えただけでワクワクするじゃないか!
北上川のイギリス海岸へ
宮沢賢治がドーバー海峡になぞらえて名付けたとされる
この青空、まさにオープン日和でしょ!
ところが見る見る黒い雲が空を埋め尽くす
そして大粒の雨!
雨男はどっちだ(笑)
遠野市宮守の通称・眼鏡橋
ここでは晴れたんだけど
以後、土砂降り→晴れを繰り返す
この日の岩手路はスパウェザーであった
彼のロードスターはATだが
細やかにシフトチェンジを繰り返す
ワインディングをアグレッシブに
そして十分なセフティマージンを持って駆る
この日の最終寄港地は奥州市のあるところ
ベレット仙人の住処
田植えを終えた仙人
依頼によるフェアレディZ432の再生は
徐々に進んでいる
今回は滞在時間が短くザンネン
この日の戦利品はこの『純米酒雨ニモマケズ』
ネーミングはベタな感じだが南部杜氏の本場、紫波町の高橋酒造店の造りだけに期待できる
戦利品その2
道すがら産直市場で衝動買いのお猪口
安かったし土器みたいな模様が面白いから買っちゃた(笑)
というわけで
おしまい
隣県の山形
さくらんぼ、蕎麦、だし、ラフランス、冷やしラーメン、ゲソ天、ミルクケーキ・・・
名物のうまいものをあげればキリがない美食天国だ
日帰りで出かけるのに丁度いい
天童温泉の「水車生そば」
1861年というから江戸時代後期の創業
賄い食に起源を持つ名物「鳥中華」はスパイシーでうまかった
なんと、このお店のメニューによると
「元祖板そば」とある
板そばの元祖を発見?!
今度は食べてみたいね
山形に来た以上、地酒を物色しないわけにはいかない(笑)
天童といえば無論、名門「出羽桜」のお膝元だが
モノにもよるが、や○や等の量販店でも遭遇の機会はある
折角だから同じく天童の、よりドメスティックな酒蔵「水戸部酒造」の
「山形正宗夏ノ純米」を選んだ
花火柄のラベルに薄色の瓶が涼しげだ
ツマミに「バター醤油味さきいか」を調達した
今迄無かった組み合わせだが、美味くない訳はなかろう
別件だが、
笑点の司会
現解答者の春風亭昇太に決まった
ワシ的にはマサカマサカ
全くのノーマークで
驚きを隠せない!
変革を望んでいたワシだが
思いもよらない人選を見せた
お茶の間の笑いの定番である笑点だが
深く、そして新しい!
最後に
昇太さんはパプリカとキャロル600を
昭和モダンな自宅のガレージに隠し持つ好事家であることにも触れておこう
式場壮吉さんが亡くなった
「伝説のレーサー」という形容が
これほど当て嵌まる人がいるだろうか
上の写真は1963年
日本の近代レースの幕開けとなった
第1回日本グランプリ
クラス優勝の勇姿
搭乗マシンはトヨペット・コロナ
型式RT20、コロナとして2代目
ボクソール、ヒルマンと交じり
上の写真では3番手走行中
翌1964年
式場はトヨタのワークスレーサーでありながら
最も注目を集めたGTⅡクラスに
あろうことか、純レーシングカーのポルシェ904を自費で購入!しエントリー(下の写真は車検中)
ちなみに他のクラスには、ちゃんと(?)トヨタから出走している
この1964年日本グランプリは
プリンス自動車が背水の陣で臨んでいた
1500ccクラスのスカイラインに無理矢理6気筒2000ccを突っ込んだスカイラインGTを投入する
当時、プリンスが3連キャブレターを伊ウェバー社に発注するも
「自動車後進国の日本にそんな高性能車がある訳ない!」と判断され、送ってこなかったという逸話(?)もあった
ちなみに式場のライバルで親友、プリンスのレーサーだった生沢徹は
「当時のウェバー1機は、現代でいうとスペースシャトル1機くらいのインパクト」と語った
そのスカGを置き去りにする程の異次元マシン、ポルシェ904
生沢スカGが式場ポルシェを一瞬抜き去ったシーンは
日本のレースシーンにおいて欠くことの出来ない名場面だ
数十年の時を経て、今では式場と生沢の申し合わせによるものと各当事者が明かしている
このレースこそがスカイライン伝説の始まりであり
日本車が世界に挑戦した始まりだ
そして、今も国際レースに参加する日本メーカーがある
ルマン24時間レースも近い
頑張れ日本車!!
つい余談になってしまった
式場さんとその仲間たちは
日本の近代レース創成期に深い影響を与えた
しかし、間も無く式場さんはあっさりレースを引退し、以後第一線で走ることは無かった
腕に覚えのある自動車愛好家がレーサーになれた創成期から、プロレーサーでなければ勝てない戦国時代に急速に変化した
その後は家業の病院経営をしながら
自動車愛好家であり続けた
成城大学で一緒だった徳大寺有恒によると
式場さんの学生時代のバイトが
「ホテルのバーでジャズを歌うこと」だったことに驚いたという
それは、まだ戦後だった昭和30年代の日本では桁外れだったに違いない
下の写真
左はミッキー・カーチス、右は石津祐介
式場さんのレース仲間であり、皆当時のファッションリーダーだ
晩年、雑誌のインタビューに応える式場さん
往年の輝きは失われず、カッコよかった
笑点
桂歌丸さんが
司会引退を宣言した
次期司会者が誰になるか
このことはワシにとって日曜夕方の過ごし方を左右する一大事なのだ!
次期司会者についてはマスコミで諸説ささやかれるが
ワシ的に願望を込めつつ勝手に予測してみたい
毒蝮三太夫
笑点の初代座布団運びとしても知られるマムシさん
先日の放送で奇跡の(?)笑点登場!
現役バリバリで当然芸事にも明るい
しかしアラシ隊員も80歳とは、マサカの歌丸さんより年上!
次期司会者になる確率…10%
三遊亭円楽(6代目)
どうせそうなるだろうし「腹黒で友達が居ない」というキャラもメンバーからイジリやすい
抜群の安定感なんだけど、ワシ的にはもう一捻り欲しい
予定調和を敢えてくずすのではなく「ゼロから作る」感覚が欲しいのだが、、、
次期司会者率…90%
少々脱線・・、
伝統ある笑点だ
歴代のそうそうたる司会者がいるわけだが
ワシが好きだったのは
三波伸介に決まってるじゃないの!
子供ながらハラ抱えて笑ったなあ
次に好きなのは歌丸さんだ
ちなみに、談志さんとマエタケさんは見てない
先代円楽?ノーコメントにするのが適当だろう。長かったな〜あの時代(笑)
タモリ
マスコミでは外部招聘であればタモリ説が最も多いようだ
いいとも以来のお茶の間タモさんも見たいし
落語家、あるいは伝統芸とタモさんのカラミも見てみたい
次期司会者率…40%
林家正蔵
笑点が既に伝統芸なのならば
血統は申し分ない
年上メンバーからイジリ倒される「ボンボン実力不足キャラ」もアリかな
次期司会者率…20%
ヨネスケ
笑点と同じ日本テレビの「突撃!隣の晩ごはん」で長く活躍した桂米助師匠
知名度抜群!
熟年離婚もしたそうで、心機一転どうだろう?!
次期司会者率…10%
立川志の輔
初代司会者、立川談志の直弟子
バラエティの司会もこなす
しかも、ペヤングのCMでは既に山田くんと共演しているではないか!
いま笑点のキャストは落語協会、落語芸術協会、三遊亭円楽一門で締められている
ワシはなんで立川流が入ってないんだ!と言いたい
司会者でなくてもいい。笑点に立川流を
次期司会者率…50%
三遊亭小遊三
内部異動では円楽の次にマスコミ的には多く声が上がる
でもねえ、小遊三さんは回答者席にいてほしいな
次期司会者率…20%
ビートたけし
マスコミでは一部待望論がある
たけしもいいトシだ
最近、落ち着いたっていうか、丸くなったっていうか
今なら意外と笑点にハマるかも?
でも、できれば回答者で暴走を見たい
次期司会者率…3%
爆笑問題太田
これは本人が立候補している(笑)
ワシ的には太田も回答者ならアリだと思う
そろそろ回答者も落語家以外も入れてみたい
司会なら、むしろ相方の田中はあると思う
次期司会者率
太田…マイナス100%
田中…60%
伊集院光
これは見たい!
元落語家、円楽一門辞めてタレントとして大ブレイク
落語界から見ると難しいか
でも、そういう人材を投入する斬新さもほしい
次期司会者率…5%
古舘伊知郎
報道ステーションの足かせが無くなった古舘さん
かつてプロレス実況で革命を起こしたように
笑点にも新しい風を!
次期司会者率…30%
中居正広
中居くん
門外漢だし若いけど
司会のウデは確かだ
ワシはアリだと思う
次期司会者率…30%
久本雅美
女性ならこの人かな
同時に関西出身者としても初になる
変化あり過ぎか(笑)
次期司会者率…10%
笑福亭鶴瓶
関西枠っていう感じでもない
落語家だからっていう感じでもない
単純に、このひとと笑点の化学反応を見たい
次期司会者率…20%
萩本欽一
欽ちゃんなら面白いと思う
でも伝統芸はやらないと思うんだ
萩本さんは新しいことしかやらない
だから笑点やったら滅茶苦茶になる(笑)
次期司会者率…3%
小堺一機
その欽ちゃんファミリーの小堺さん
司会力は承知の如し、引き出しの多さも充分!
落語家にも切り込んで行けるだろう
ワシは現メンバー以外の新しさが見たいのだ
でも外しすぎないバランス点が小堺さんかな、と思う
次期司会者率…80%
てなとこで
ワシの妄想はとどまるところを知らない
斬新に変わってほしいような、変わってほしくないような複雑な心境だ、、、
まあ、誰が司会だろうと見るような気はするんだけど(笑)
3日目の朝
青森・野辺地町のゆるキャラ(?)アップくんに見送られ帰路に着く
野辺地湾にも別れを告げる
この旅も残りわずかと思うとさみしいものだ・・・
道の駅しちのへ
野辺地からインターへの道中
毎年のように立ち寄ってきた
いまでは新幹線の七戸十和田駅
さらにイオンが併設され
観光客から地元の方まで集える拠点となっている
七戸といえば
戦前には半ば国策で馬の産地となった
いまも競争馬の産地として知られ
この道の駅の中庭ではポニーが戯れる
実はFRP製なのだが・・・見りゃわかるか(笑)
一戸インターへはまだ距離がある
いつも十和田市あたりでちょうど腹が減る
この旧R4のラーメンやさんの豚骨魚介醤油はクセになるね
そしてサークルKに寄ってみる
間も無くファミマと合併し、日本から無くなる屋号
宮城では見る機会は無いが
今も青森では最大勢力(?)
この鮮やかなイルミネーション、好きなんだけどな!
東北道
この日はいわゆる「スパウエザー」であった
F1ベルギーグランプリが開催されるスパ・フランコルシャンは天候が目紛しく変化し、同じコースの中でも場所によって天候や路面状況が違うというチャレンジングなサーキットだ
なので、そんな気候に会うと勝手に「スパウエザー」と呼んでいる(笑)
旅の最後は戦利品
ホドホドにしようと思いつつも
旅先で出会う酒がどれもレアすぎて
つい買っちゃったよ(汗)
というわけで、おしまいー