スーパーカー!スーパーカー!
太古の昔「対決スーパーカークイズ」というTV番組があった
当時、小学校低学年のワシは熱心な視聴者だった
子供ながらにナカナカの正答率だったのを覚えている
学生時代~現在に至るまで数限りないテストを受けてきたが
それらを遥かに上回る正答率だったのは言うまでもない(笑)
そんなスーパーカー乱れ打ちの中
意外と主役は名も無き(失礼)国産車たちだ
・フェアレディZ2/2
改めて「ツーバイ」のホイルベースは長いな~
当日、初代S30のデザイナー(モデラー説あり)
田村久米雄さんのゲスト来場があった
・スカイラインGT-R(?)
ホンモノは誰だ!
GT-Rっぽいのが並ぶと必ず起きる問題だ(笑)
そもそもスカイラインは上質なオーナーカー又はGTとして誕生した
レーサーレプリカともいえるGT-Rがむしろ異端なのだ
別にR仕様じゃなくてもカッコイイと思うんだけどな・・・
・戦後マイカー普及時代を牽引した色とりどりのサブロク軽たち
1958年発表のスバル360と1967年発表のホンダN360
わずか10年の間だが、2サイクルRRから4サイクルFFへ
技術的な地平は大きく塗り替えられた
・トヨタ・カリーナGT
モスグリーンのボディにストライプが印象的な一台
純正GTホイールはワイド加工が施されているようだ
・アウトウニオン・スーパー80
戦前に端を発し、グランプリレースで名を馳せたアウトウニオン
このスーパー80の縦置きFFレイアウトは今日のAUDIの礎となるものだ
「山形5」ナンバーを持つこの個体、40年以上、長く当地で大切に扱われてきたのだろう
そのヒストリーも気になる
・リライアント・リアルト
イギリス本国では3輪車は税金が安いと聞いたことがある
日本ではパレット式立体駐車場に入れれなくて不便(笑)
この個体は仙台で激走の目撃情報もある
是非遭遇したいもんだ
・ホンダ・シビックRS
現役当時、この初代シビックSB-1は幼心に進歩的に思えた
この時代のホンダ車は残存率が極めて低いように思うが
久々にキレイな個体に巡りあった
・オースチン
1939年式というこの個体は戦前から日本に生息するという
クランク始動の実演を見ることができた
ちなみに一発始動!
・ランチア・ストラトス
ボディデザインはマルチェロ・ガンディーニに依る
この日、大量発生したランボルギーニ・カウンタックも同じカロッツェリア・ベルトーネ時代のガンディーニによるものなのだが、そのコンセプトは対照的に思える
カウンタックは「インパクト命」の造形だ
それは特徴的な変形ガルウイングドアや後方視界が皆無であることに現れている
対して、ストラトスは「ラリーに勝利する」という明確な目標に沿って形作られる
視界確保のために立てられたシートバックと湾曲したフロントウインドウ
左右両ドアにはヘルメットの収納スペースがあるという
でもね、機能を追求した造形のストラトスだけど・・・
何故かとにかくカッコイイんだ!
これこそイタリア車の真骨頂だと思う
・マツダ・ルーチェ
今回同行させてもらったAB氏の愛車のひとつ
セダンの、それもV6・3000cc搭載車は極めて稀
彼の保有車は全て絶滅危惧種なのだが・・・
少し運転させてもらった。身のこなしは高級車のそれだが、サスペンションにコシがあるのはマツダ流か
長い道中、途切れることなくクルマの話だった
「オモロイ車ないかな~」と彷徨ったり
ホント退屈しない(笑)
【番外編】
ナンダコリャ??と思ったあなたは正常です
東欧車?アジアカー?
無国籍感満点だ
正解は
・タルボ・サンバ・コンバーチブル
仏タルボが1980年代PSA傘下で販売したクルマ
これを最後にタルボブランドは消滅した(涙)
ワシも初めて見るクルマとの「未知との遭遇」
そんなレア車の宝庫・山形にまた来てみたいな