浅草の代表的な風景といえば雷門か浅草寺か、最近なら対岸に見えるスカイツリーだろうか
オイラ的には浅草といえばここ六区の劇場街だ
この「浅草園芸ホール」の4階にあったストリップ劇場「浅草フランス座」でビートたけしは師匠・深見千三郎の下、修行時代を過ごしたのは有名なハナシだ
今は「東洋館」という色物(落語以外のお笑い)の劇場になっている
上はたけしが入門を許されるまでエレベーター係をしていた旧フランス座伝説の(?)エレベーター
深見師匠との初めての会話もココで、そのとき深見は「芸人なら芸が無きゃいけない」と言って即興でタップを踏んでみせたという
幸いなことに「ビートたけしのあしあと」ツアーに付き合ってくれるというモノ好きな先輩がいて、共に浅草を闊歩
最初に、たけしの歌「浅草キッド」や同名の著作にも出てくる店「捕鯨船」
超有名店なので、店内が首を横にカクカクさせたたけしフリークで埋め尽くされてたらハズカシイなと思ったら
・・・杞憂だった。ホトンド下町のオジサンだけだった
歌にも出てくる「煮込み」を歌通りにチューハイで味わう
隣の席のオジサンが「あなたたち芸人かい?」って言ってお酒をおごってくれた
野村監督に似てたので写真を撮らせてもらった
後にも芸人のサインがいっぱい
次に行ったのは「三岩」
ここは芸人・南けんじさんの行き付け。「ビートたけしのへその緒」の著者でもある
著作では「ホトンド入り浸りで住んでたようなもんだ」とあったが
ベテランの女店員さんに南さんのことを尋ねると「さぁ」とのことだ(笑)
立ち食いそばの「一八」
フランス座の筋向いにあり、ハラペコのたけしが駆け込んだという店だ
このコンクリートのタタキは当時のままなのかなぁ
喫茶「ブロンディ」
いつもたけしがモーニングセットを食べていたという
同じモーニングを頼んでみた。普通だった
オジサンが朝からビール飲みながら競馬新聞読んでる昭和で浅草な店だ
六区通りの街灯には浅草育ちや浅草で活躍した芸人の写真が掲示されてる
渥美清、萩本欽一、三波伸介ら多くの芸人に会える。上に出した深見千三郎もそうだ
しかし、哀川翔となぎら健壱に違和感を感じるのはオイラだけか(笑)
下の写真は有名な「予約済」
予約されてるのは、たけしなのかな、ツービートなのかな・・・
全然別人だったりして!
最後は今回六区を歩いてて、チラシをもらって初めて知った劇場「浅草リトルシアター」
世界で一番小さい劇場だという
きっとチラシ配ってたアンチャンも芸人なのだろう
時間が無くて行かなかったのがザンネン
今日も「あしたのたけしたち」が浅草六区で芸を磨いてる